腰痛治療ガイドライン

MBSのニュース番組 VOICE 特命調査班 マルチョウ をご存知でしょうか?
VOICEの記者が疑問や疑惑を徹底的に調査するコーナーです。

平成25年5月15日放送 特命調査班 マルチョウ「腰痛意外な事実が・・・」
というテーマだったので、 私も気になり見ました。
以下、番組の内容です。

□40歳代~70歳代の男女の4割が腰痛に悩まされています。
□厚労省の最新データでは全国で2800万人が腰痛を抱えている。

街の人の声では、
女性>鉛の重たいのがくっついているよう!

男性>キューとして痛む!

どうすれば治るのか?
マルチョウは静岡県浜松の日本臨床整形外科学会の理事長を務める
整形外科医の藤野医師を訪ねた。

レントゲンやMRIでヘルニアなどの病名が特定されれば、その病名に応じた
治療をする。

ヘルニアの場合、牽引をします。

腰椎と腰椎の間が狭くなることで椎間板がはみだし、
痛みを発生させる

このため牽引療法で、腰を引っ張ることで腰椎と腰椎の間の隙間を広げ
椎間板の圧迫を軽減させるという。

藤野医師「一般に経験則でこういったものには、こういった治療(牽引)が
効果があることを長年の経験で分かっている」

しかし、ここでマルチョウはくいついた!

牽引治療を受けて症状が改善しなかったり、逆に悪化したケースもあるという!

牽引治療を受けて悪化した男性52歳は
引っ張られて「痛い」と、お尻の下から太腿、ふくらはぎにかけてしびれだした。」
30歳男性は
牽引を受けたあと、かえって悪くなった
「寝るのもしんどいくらいだった」

なぜ、牽引で悪化したのか?
日本整形外科学会と日本腰痛学会が去年初めてまとめた
腰痛治療法のガイドラインがあります。

そこには、電気治療、マッサージ、牽引治療が
「有効であることを証明した科学的根拠が不足している」

国内外の900件の論文を分析した結果、「腰椎骨折」「椎間板ヘルニア」
などの病名が特定されたものを除いて、

腰痛は8割が原因不明、原因が分からないのです。

結論を言うと、
電気治療、マッサージ、牽引治療は、
なぜ、痛みがとれるのか?何処に効果があるのか?説明できない!のです。

この科学が発達した現代に、治る根拠のない、理由も分からない治療が
横行していることに、牽引治療を受けたことのある人は憤りを覚えるのでは
ないでしょうか?

再び、静岡県で45年以上診療している整形外科医藤野医師。

腰痛治療法ガイドラインについて聞かれると
「牽引をすることでなぜ痛みがとれるのか、
なぜ効果があるのか分からない段階なんです。」

結局、整形外科医は、理由も分からず何十年も治療し続けていることを
証明することになりました。

腰痛治療ガイドラインをつくった高槻病院の土井田稔医師は
「動ける範囲で動くことで結果的に早く職場復帰できたり、痛みが
軽減させることになることが証明されている」
「腰痛の発症や慢性化、いわゆる長引かせる原因の一つとして
心的ストレスが原因だと証明されています。」
「原因不明の腰痛に抗うつ薬が効果を発揮したケースがある」

さあ、あなたは、治る根拠のないと科学的に言われている
牽引治療、電気治療、マッサージを選びますか?

それとも、科学的に証明された腰痛の原因である心的ストレスを
改善させる治療を選びますか?